手術はマラソンに似ている? 治療前の体力トレーニングのすすめ

先日、アメリカで治療前の健康増進・体力増強が治療後の経過に良い影響を与えるという報告がありました。

The Washingtonpost.com “Have you scheduled surgery? Then you’d better start training.”
2018年11月20日

手術前の健康増進

緊急を要する手術では無理ですが、手術まで待機時間が長いとか、待てる手術(形成外科や美容外科手術など)の場合はその時間を用いてトレーニングプログラムを行うというものです。

得られる効果として

・術後感染症のリスクが激減する

・入院期間を減らし、結果として治療費を減らすことができる

などです。

ミシガン大学の移植外科医のマイケル・イングルズベー医師は「患者にとって手術はマラソンと同じように体力を消耗する。マラソンに挑戦するときに準備をするのと同じように手術も準備をするべきだ。」と述べています。

トレーニングプログラムは2〜6週間で、長ければ長いほうが良いとのことです。

1.心を整える

手術の内容を理解し、利点と欠点を知る。またストレスとうつ病は術後合併症を関連している可能性があるので祈りや瞑想、リラクゼーションなどを行う。

2.禁煙する

喫煙は術後の末梢循環を阻害します。できるだけ早くやめたほうが良いです。

3.ウォーキングをする

1日20分であっても行うと腕や足を鍛えられます。術後の離床が早くなります。

4.栄養と水分をとる

術前の栄養状態が傷の治りを早くし、せん妄を予防します。

5.自信がつく

トレーニングすることで、自分の体をコントロールしている自信がつきます。

以上です。

形成外科・美容外科の手術は患者自身が予定を決めて、受けることが多いですので、可能な限り万全な体調で治療を受けたいですね。当院でも患者様に勧めてみたいと思います。

当院では多くの患者様のおこしをお待ちしております。

ご予約はお電話 092-710-5440 (10時〜18時)

もしくはメール info@makino-cosmetic-surgery.com (24時間)

のどちらでも受け付けております。

ご予約お待ちしております。

読者の皆さま ブログをいつも読んでくれてありがとうございます。

ぜひ1日1回のクリックをお願いします。(下の「美容外科」を押して下さい。)

にほんブログ村 美容ブログ 美容外科へ
にほんブログ村

にほんブログ村 美容ブログ 小顔へ
にほんブログ村

にほんブログ村 美容ブログ リフトアップへ
にほんブログ村

#美容整形 #福岡 #大分 #aestheticsurgery #fukuoka #oita #japan #小顔 #たるみ #フェイスリフト #輪郭 #頬骨削り #エラ削り #アゴ削り #上下顎骨切り #牧野皮膚科形成外科内科医院 #makino #牧野太郎 #冷泉 #櫛田神社 #キャナルシティ博多 #中洲川端 #上川端商店街 #祇園 #博多 #牧野美容クリニック #美容外科 #ウルトラセル #HIFU #ウルトラセルQ+ #手術前 #術後合併症 #健康増進 #体力増強

美容医療の教科書「ヒアルロン酸注入治療安全マニュアル」 分担執筆しました

先日の日本美容外科学会で私が分担執筆した美容医療の教科書「ヒアルロン酸注入治療安全マニュアル」が先行発売されました。

克誠堂出版:ヒアルロン酸注入治療安全マニュアル

ヒアルロン酸注入に携わる医師待望の教科書が出ました

これまでヒアルロン酸注入の技術的な本はあったのですが、ヒアルロン酸注入をどのように安全に注入するかについての教科書はありませんでした。

これは今年の4月に日本形成外科学会で発表した内容に端を発します。

学会発表:ヒアルロン酸注入事故に対する取り組み

この発表にたくさんの反響がありました。医師からは安全対策マニュアルを共有して欲しい、書籍にして欲しいの声があり、発表を聞いていた出版社の方から「書籍にしていただけないか?」というありがたいお声をかけていただいたことから始まりました。

ヒアルロン酸注入はダウンタイムが少なく、効果が高く、美容医療にとても向いた治療方法です。世界的にもヒアルロン酸注入療法は増加傾向で、この傾向はしばらくは変わりそうもありません。一方で、ヒアルロン酸による合併症は非常に低い割合なのですが、存在し、中には皮膚壊死や失明などの重篤なものもあります。その合併症を防ぐことは今後の美容医療の発展を健全なものにするために必要なことです。

ヒアルロン酸注入は毎日全国でかなりの数がされています。そのため一刻も早く出版するためにスピード感を持って書籍を完成させました。ヒアルロン酸注入、美容医療に携わる医師の必携の書だと思います。

私は解剖、球後注射手技、ヒアルロン酸注入の医療安全上の課題について執筆させていただきました。

第41回日本美容外科学会(JSAPS)で皆で記念撮影を行いました。

執筆者で記念撮影

いちだクリニックの市田正成先生にも祝っていただきました。

学ぶことはいつになっても楽しいです。

今後も学術活動を通して、医療貢献、後進の育成を行ってまいりたいと思います。

読者の皆さま ブログをいつも読んでくれてありがとうございます。
ぜひ1日1回のクリックをお願いします。(下のバナーを1回ずつ押して下さい。)

にほんブログ村 美容ブログ 美容外科へ
にほんブログ村 美容ブログ 小顔へ
にほんブログ村 美容ブログ リフトアップへ

#美容整形 #福岡 #大分 #aestheticsurgery  #fukuoka #oita #japan #小顔 #たるみ #フェイスリフト #輪郭 #頬骨削り #エラ削り #アゴ削り #上下顎骨切り #牧野皮膚科形成外科内科医院 #makino #牧野太郎 #冷泉 #櫛田神社 #キャナルシティ博多 #中洲川端 #上川端商店街 #祇園 #博多 #牧野美容クリニック#ヒアルロン酸 #フィラー #組織充填剤 #プチ整形 #教科書 #大慈弥裕之 #西田美穂 #野本俊一 #福岡大学 #いちだクリニック #市田正成

乳房増大術、乳房再建におけるシリコンインプラント挿入位置の新しい方法、アメリカ

先日、アメリカで乳房再建術におけるシリコンインプラント挿入層の新しい選択肢が報告されました。

The New York Times:New Approach to Breast Reconstruction May Reduce Pain and Weakness for Some

2018年9月17日

乳房再建 シリコンインプラント

記事によると

・従来、乳房再建をシリコンインプラントで行う場合、大胸筋下に挿入するのが一般的であった。理由としてインプラントを皮膚の下(大胸筋上)に置いたときに、感染症、痛みを伴う瘢痕化などの重大な合併症を発症したため、1970年代に大胸筋の下に挿入するようになった。

・大胸筋下に挿入すると大胸筋の屈曲時にインプラントで生じる痛み、筋力低下、胸部変形などの合併症を来すことがある。

・代替アプローチとして無細胞皮膚マトリックスと呼ばれる生物学的メッシュ製品の使用によって皮下(大胸筋上)に挿入することが可能になる。

・欠点は保険でカバーされないので、高コストであること。

・考慮すべきこととして表層の傷に近くなるため、感染のリスクは懸念されること。手術による痛みがあるので、慢性的な痛みが無くなるかはわからないこと。

・良い適応は小さめのシリコンインプラントで、非喫煙者であること。

のようです。

今回の報告は乳房再建について述べていますが、自費診療でも、痩せ型やGIDのMTFの患者などもこれまで大胸筋下に挿入していましたので、応用できる可能性はあります。手技的な問題はありますが、大胸筋上の方がやはり乳房の形はきれいになります。今後の報告に期待したいですね。

#美容整形 #福岡 #大分 #aestheticsurgery  #fukuoka #oita #japan #鼻尖縮小 #団子鼻 #鼻形成 #鼻中隔延長 #隆鼻術 #ゴアテックス #牧野皮膚科形成外科内科医院 #makino #牧野太郎 #乳房再建 #乳房増大術 #シリコンインプラント #豊胸術 #牧野美容クリニック