だいぶ前の話になりますが、昨年（2019年）12月19日に福岡大学形成外科 大慈弥裕之教授 最終講義があり、参加してきました。
福岡大学形成外科
福岡大学形成外科は私が2002年に福岡大学を卒業し、2010年にリッツ美容外科で勉強するまで学んだところで、当時、形成外科部長であった大慈弥裕之先生には学生の頃から大変お世話になっていました。私が形成外科に入局したときは医局員も少なく、独立した講座ではなく、整形外科の中にありました。環境が十分とはいえず、多くの先輩医師が辞めていったことを覚えています。むしろ医局員が少ないため貴重な手術をみる機会が増えるとポジティブに考えていました。大慈弥先生は非常に手術が上手で、そのおかげで形成外科の素養を良い環境で得ることができました。出向先の札幌の手稲渓仁会病院の研修医同士の結束や横浜市立大学形成外科の医局員の仲の良さをみて、初めて羨ましいと思ったものです。2004年に出向先巡りが終わり、福岡大学に戻って、未熟な面もありましたが、たくさんの症例を経験させていただきました。
私が医師になって早17年、大慈弥先生もついに退官となり、一つの節目としてその最後の講義に参加させていただきました。
左から後輩の済生会下関総合病院形成外科部長の大山拓人先生、先輩の福岡大学形成外科同門会長の赤坂クリニックの木下浩二先生、私
最終講義は医学部の学生と一緒に参加します。久しぶりの講義室で、懐かしかったです。
大慈弥先生の下で働いていましたが、その半生を知る機会はほとんどなく、講義の大半は初めて知った内容で、とても興味深かったです。
大慈弥先生も退官する時期なんだなと感じる一方で、私も医師17年があっという間に過ぎたことに驚き、今後の時間の大切さに改めて気付かされました。人生で与えられた時間は有限であり、どんな人でも1日の時間の長さは同じです。最終的に人生で自分は何をなし得るのか、考えながら毎日を過ごしたいと思います。
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