先日、日本テレビ系情報番組のスッキリで美容整形特集が組まれました。
「３DAYS 広がる美容整形、その実像。」
日頃からお世話になっている #ドクタースパ・クリニック の ＃鈴木芳郎 先生が出ていることもあり、見させていただきました。前回のブログの続きです。
今回は国を挙げて美容医療を推進してきた美容先進国、韓国で起きている美容整形問題です。
韓国はアジアでもっとも美容整形のさかんな国です。背景には韓国は内需（国内の消費）が少ないため、景気が上がりにくい背景があります。そのため国策とし外国人患者誘致政策、韓国医療ブランドの確立と観光など複合的外貨獲得が目的です。
加えて韓国の国民性でしょうか、美容整形することに対する抵抗感は少ないようです。
韓国２０代女性「高校に入る前に顔を完成させちゃう友だちが多かったです。」
高校に入る前と大学に入る前が多いようです。そのため、同窓会では誰かわからないというのがあるあるのようですね。
韓国２０代女性「久しぶりに同窓会に行くとやったなっていう子が何人もいます。」
韓国２０代女性「だから背格好とか会話の雰囲気から何となく判断してます。」
未成年なので親の同意はもらっていると思いますが、中にはご家族から手術を勧められることもあるようです。
整形をプレゼント？
韓国女性「誕生日プレゼントで美容整形させてもらったと言っていた友だちもいました。」
韓国女性「両親からもらったと言っていました。」
また料金比較サイトで美容整形が気軽に受けれるようになっているとのこと。
価格のみで判断する危険な状態です。
当然、価格競争による低価格化によって質が徐々に低下してきます。
番組では質の低下によって生じる問題で２つ取り上げていました。
①代理手術問題
（診察した医師でなく、麻酔がかかってから別の医師が代わりに執刀することのようです。）
韓国女性「韓国では代理手術が大きな問題になりました。」
韓国人の被害者「手術で眠っている間に執刀医が代わっていたのです。」
韓国人の被害者「後で問い詰めると研修医が執刀したと聞かされました。」
②非専門医の診療
美容外科専門医でない医師による美容外科手術が増えてきているようです。
韓国美容外科医「韓国には多くの美容整形外科クリニックがあり、医師も多いです。」
韓国美容外科医「美容整形外科の専門医ではないのに美容整形手術をしている医師もいます。」
韓国美容外科医「非専門医を全否定する訳でなく、中には美容外科専門医でなくても技術の高い医師はいますが、」
韓国美容外科医「ですが、やはり経験や知識など緊急時の対応に差が出てしまいます。」
韓国美容外科医「現在は情報が氾濫し、患者がこうした情報を得ることが難しいのも問題の一つだと思います。」
こうした韓国の現状を他山の石として、日本の美容整形（美容外科）も方向を間違えないようにしないと行けないと思います。
スッキリ「重要なのは患者の正しい理解と医師の丁寧な説明。」と締めくくっていました。
日本テレビ系スッキリは安易に美容手術を推奨する他のテレビ番組（フ○とか）と一線を画する内容で非常に共感いたしました。
他に代替手段がない場合において、美容外科治療は行われるべきであり、その場合に合併症のリスクや費用面のマイナス面もしっかりと理解して治療を受けてほしいと思います。
またその上で治療をご検討の場合はクリニックや医師選びも非常に大切ですので、手術を受ける場合はよく検討して選んでください。
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