脂肪溶解注射

脂肪溶解注射について

脂肪を減量する機序としてLipolysisとAdipolysisがあります。
Lipolysisは脂肪細胞の中身(トリグリセリドなど)を分解し、脂肪細胞を小さくしますが、脂肪細胞を薬理効果で壊すことはできません。
Adipolysisは脂肪細胞の外壁である細胞膜を破壊して、脂肪細胞の数を減らします。そのため脂肪吸引のように長期的な効果が期待できます。

脂肪溶解注射

フォスファチジルコリン(PPC)を始とした従来の脂肪溶解注射はLipolysisの作用しかなく、長期的にはリバウンドが生じていました。
FatX(ファットエックス)はアメリカのFDA(Food and Drug Administrastion:
アメリカ食品医薬品局)に承認されたデオキシコール酸を用いた脂肪溶解注射です。脂肪細胞の数を減らすAdipolysisが唯一認められた薬剤です。アメリカではKybella(カイベラ)という製品名ですが、同じデオキシコール酸を同用量(10mg/ml)用いたものになります。
デオキシコール酸は脂肪細胞を小さくするLipolysisだけでなく、脂肪膜を破壊するAdipolysisの効果もあるため半永久的な効果が期待できます。

脂肪溶解注射の成分

成分

【主成分】
Deoxycholic acid デオキシコール酸 10mg/ml
(Kybella と同じ原料メーカーの同じデオキシコール酸)
【成分】
1 cimicifuga racemosa root extract サラシナショウマ根 抽出物
2 centella asiatica extractツホクサ 抽出物
3 gardenia florida fruit extract クチナシ果実 抽出物
4 fumaria officinalis extractフマリア・オフィキナリス(1 年草)抽出物
5 fragaria vesca leaf extract オランダイチゴ葉 抽出物
6 arginine アルギニン(アミノ酸)
7 betaineベタイン(アミノ酸)
8 raffinoseラフィノース(オリゴ糖)
9 inositolイノシトール(ビタミン様物質)
10 hyaluronic acid ヒアルロン酸
11 histidine ヒスチジン(アミノ酸)
12 glutamine グルタミン(アミノ酸)
13 Glycineグリシン(アミノ酸)
14 Lysine リジン(アミノ酸)
15 Arginine アルギニン(アミノ酸)
16 Cysteine システイン(アミノ酸)
17 Carnitine カルニチン(ビタミン様物質)

治療に適している部位

厚い皮下脂肪があるところ。例:顎下、二の腕、お腹、腰部、大腿部など

治療に適している部位

治療を受けてはいけない方

妊娠、授乳中の女性。18歳未満、65歳以上、乳房縮小を目的としている場合、血流不全がある患者、免疫不全、自己免疫疾患(特に強皮症)、抗がん剤治療を受けている、注入部位に皮膚潰瘍や感染がある場合、嚥下障害がある場合。出血傾向・凝固能異常のある方。

当クリニックの特徴

デオキシコール酸は効果が高い反面、神経に作用すると感覚が鈍くなったり、筋肉が動きにくくなることが報告されています。顔面解剖に熟知した形成外科専門医が注射することで合併症のリスクを減らします。
出血を低減するようにカニューレ(鈍針)も併用します。

症例写真

準備中

施術費用

FatX 1cc 12,000円
5cc以上で1cc 11,000円
10cc以上で1cc 10,000円

よくある質問

脂肪溶解注射の効果はありますか?
1回の注射で脂肪の減量効果は生じますが、脂肪の量が多い方は3〜5回の治療をおすすめ致します。
注入間隔は1ヶ月に1回をおすすめしています。
脂肪溶解注射の効果はどれくらい持続しますか?
脂肪細胞を壊しますので、部分痩せ効果はずっと続きます。
脂肪溶解注射の痛みはどれくらいですか?
痛みは針を刺すときと薬が注入されるときに生じます。針の痛みは軽度です。薬の注入時の痛みは軽いことがほとんどですが、知覚神経の近くに注入した場合は痛みが強いこともあります。
一時的に注射部位の感覚が少し低下する場合があります。脂肪の細胞膜を破壊するので2-3 日のあいだ圧痛が続きます。これらの現象は 2-3 日後から徐々に減少します。
脂肪溶解注射はどれくらい腫れますか?
注入後 2-3 日間は初期の炎症反応で腫れ、痛み、赤み、圧痛がみられます。植物抽出物やアミノ酸等の配合成分(NAIS Complex)の効果により痛みや腫れが軽減されます。
脂肪組織が分解され線維化、コラーゲン形成が行われるため注入部位が少し硬く感じることがあります。この過程は1ヶ月の間に消失してゆきます。
脂肪溶解注射の治療後に気をつけることはありますか?
圧痛や腫れを軽くするために治療後に消炎鎮痛剤を 3 日間処方します。また軽く冷却すると症状を和らげられます。
この期間にマッサ−ジを行うとより効果的です。治療後4日目以降は注入部位は冷やす必要はありません。

施術データ

施術時間 15分
腫れ ★★☆
麻酔 局所麻酔
ダウンタイム 注入部位がおよそ1週間腫れます。隠れる部位であれば問題ないですが、顔などの露出部の場合は注意が必要です。入浴や運動の制限はありません。
通院回数 1回
ページ上部へ