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創傷治癒

院長による創傷治癒 解説動画のご案内

創傷治癒とは

皮膚が傷ついた際、軽いものであれば特に治療しなくても、自然に肌は治癒します。このように、細胞が傷ついた際に、自然に元に戻ろうとする働きのことを創傷治癒といいます。
現在の美容治療では、この「傷ついても元の健康な肌になっていく」という自然の作用を活用して様々な施術が行われているのです。では一体、どのように働いていて、どう美容に生かされるのでしょうか。

傷がつくと肌はどうなる?

肌がダメージを受けると、炎症、腫れ、赤み、発熱、痛みなどが起きます。肌が怪我をして傷ついているというのは、細胞が破壊された状態のことです。
そして、皮膚が切り裂かれ、中にある血管が断裂すると出血することもあります。こういったことが起こると、欠けた部分を補おうとして肌細胞は新しい生成を始めるのです。

傷が治るステップで美肌成分が生まれる

破壊された皮膚が治癒を開始していくその過程を見てみると、まず血小板(けっしょうばん)が凝固し、断裂した血管が収縮することで血が止まります。
次にマクロファージという細胞が傷の部分の死んだ組織を取り込んで、きれいにします。そして、繊維芽細胞がコラーゲンを分泌して、それを含む組織によって肌の修復が始まります。
新しく繊維芽細胞が生成したコラーゲンやエラスチンによって、毛細血管も発達しますから、そこへ血液が流れ、肌細胞に新鮮な栄養や酸素が届けられます。
そうしてますます肌が活性化する、という美肌へのサイクルが自然に生まれるというわけです。

美容治療にも効果がある?

皮膚が傷ついた時には、本来持っている治癒力によって新しい細胞が作られ、その際に成長因子を多く生み出します。
治療前の状態よりもキレイな肌になれるという、この働きは現在の美容施術にも多く取り入れられています。
次に美容治療の中でも、その効果を利用している代表的な施術を紹介します。

創傷治癒が活用されている美容治療は?

ハイフ

超音波を照射し、皮下組織に熱を与えて行う治療で、シワやたるみ、ほうれい線、二重あごを改善し、肌の弾力アップを目指す施術です。
この治療も、傷が治っていく過程で生まれる美肌作用を利用しています。
超音波の照射によって、肌の細胞は熱エネルギーで軽い火傷を起こした状態になります。
その火傷を治そうとする創傷治癒の働きで、美容成分が多く生成されるため、たるみだけでなく、美肌効果もあり肌質の全体の改善にもなるのです。
超音波による施術ですので、肌を切ることはなく、お顔のリフトアップ、フェイスリフトにもアプローチする方法として、多くの女性から人気を集めています。

    ハイフの効果
  • シワ、ほうれい線を目立たなくする
  • たるみ、二重あごを和らげる
  • 深部組織を引き締める(タイトニング)
  • 脂肪を減らし、ボリュームを減らす
  • 小顔になる

ダーマペン

創傷治癒力をわかりやすく活用した美肌再生治療が、ダーマペンです。
ごく細かな針(マイクロニードル)が数多くついたペン型の美容機器で、肌に微細な穴を開けます。
その傷が新しい肌に生まれ変わろうとする過程で、新しいコラーゲンやエラスチンなど美肌成分の生成を促し、 若々しい美肌に導く治療法です。
このため、肌の弾力やハリの回復、毛穴開きやニキビ跡、シワ、たるみなどを改善していきます。
当院ではダーマペンの代わりに水光注射で皮膚に穴を開けます。そのタイミングでヒアルロン酸などの薬剤を注入し、さらなる美肌効果をねらいます。

    ダーマペンの効果
  • 毛穴跡やニキビ跡、クレーター肌をキレイに
  • 小ジワ、たるみを目立たなく
  • シミ、くすみ、色素沈着の改善
  • 肌のハリや弾力がほしい

炭酸ガスフラクショナル

炭酸ガスフラクショナルは、レーザーを照射して、肌に含む水分に反応させて肌質改善をする美容治療です。
レーザー照射によって、皮膚に微小な穴が開けることになりますが、それが細胞の新しいコラーゲンの増殖を促し、古い皮膚と入れ替わりハリや凸凹を改善してキメが整います。
ニキビ跡や傷跡、毛穴のレーザー治療の中では効果も高い分、ダウンタイム期間のケアがとても重要になってきます。

    炭酸ガスフラクショナルの効果
  • 毛穴の開きが気になる
  • ニキビ跡や妊娠線、セルライトが気になる
  • 小ジワ、たるみが気になる
  • 肌のハリやキメを手に入れたい

創傷治癒を活用した施術は、アフターケアが大切

美容治療は、自然の治癒力を活用して効果を上げている施術が多くあることは確かです。でも、ご自身で肌をむやみに傷つけるのはいけません。刺激を与えるだけでは細胞は完全に再生されず、劣化することも多いのです。
傷はどんなものでも肌にとっては負担となります。クリニックで行う美容治療でも、施術後には負担がかかった肌が治るまでのダウンタイム期間があります。
そのため施術でダメージを多少なりとも受けた肌は、保湿や紫外線対策を強化するなど、しっかり修復する必要があります。当院は、技術力はもちろん、アフターケアにも安心頂けるようなご提案もさせて頂いております。

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